曲解説

【エフェクト解説】FUZZ × Ambience × プロジェクションマッピング = ?

今回もREC・MIX・撮影すべて自分たちだけでやっています

この曲ではいつも以上にエフェクトを多用しているので、簡単に紹介しておこうと思います。

パートごとに見ていきます。
ちなみに録音に使ったギターとアンプは、全部いつものXotic+Fargenです。

ベースエフェクト

FUZZ

いきなりギターの話じゃないんかい、という感じですが、この曲ではずっとベースにFuzzFactoryが掛かっていて、重要な雰囲気を作っています。
DIを使ってパラレルにし、FUZZとドライ音を録音した後、MIXでバランスを取っています。

ベースがActiveのため、インピーダンスの関係でFuzzFactoryの音がギャリギャリになってしまうのですが、それが逆にカッコ良かったのでそのまま採用しました。
名称2設定_3.3.1

ギターエフェクト

※「ペダルボードの解説動画ver2022」をUPしたので、それと合わせて読むのがオススメかもしれません

ピコピコ音

イントロから「ピッピッピ」とずっと鳴っている音、これはシンセと見せかけてギターです。

Meris ENZOでオクターブアップしたギターの音をEmpress ZOIAでスライスして作っています。
ルーパーを使って無限リピートしているのですが、その際グラニュラーペダルであるRedPanda Tensorを単なるルーパーとして使うという贅沢をしています。
DSCF0722
DSCF0730

両サイドのバッキング

全編で鳴っている左右のアンビエンス風バッキング。
OD(まさかのBoss OD2)+Strymon NIGHT SKYでリバーブをモリモリに掛けています。

一定の周期でアームダウンしたような、マイブラ感のある揺らぎを加えていますが、これはNIGHT SKYのモーフィング機能を使っています。
これはONスイッチを長押している間だけ、パラメータを設定した分だけ変化させる機能で、EXPペダル等を使わずにさくっと動かせるのが便利です。
DSCF0725

Bメロのスライス音

Bメロあたりで入ってくる、ギターの音が不規則にスライスされるような音、これはMeris OTTOBIT jrを使っています。
イントロのピッピッピ音でやったようなガチガチのシーケンス・スライスとは違い、一定の周期でスライスを発生させることで、何とも言えない雰囲気をかもしています。
DSCF0723

ギターソロ

なにやらド派手な音。
これはChass BlissのBliss Factory+Adventure AudioのOuterRingsです。
Bliss Factoryを使ってジリジリとしたノイズを発生させ、それをリングモジュレータであるOuterRingsを使い、過激にスウィープさせています。

OuterRingsはEXPペダルを接続し、リングモジュレーションの周波数をコントロール。
ソロ終わりから、歌の入りにかけて伸ばしたサスティンが、徐々に発振ノイズに代わっていくグラデーションが自分でも気に入っています。
DSCF0729

おまけ

プロジェクター

MV撮影ではいわゆるプロジェクションマッピングをしてみました。プロジェクター2台を使い、映像素材を投影しながら演奏しています。
なんと、Amazonで一万ちょいで買える、何の変哲もない家庭用プロジェクターで投影しています。
今回、知識0からトライしてみましたが、なかなかに楽しくて撮れる画も新鮮だったので、今後も軽率に多様していきたい所存です。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

更新の最新情報はツイッターをチェック!