どうも、べにまるです。
今回はXOTIC XT-1 telecasterを紹介します。
XOTICといえばRC boosterやEP booster等のブースターが有名ですが、上質なハンドメイドのベースやギターをプロダクトしているブランドでもあります。
最近では楽器屋でもそれなりに見かけるようになってきました。どちらかというとベースの方が多いですかね。
ギターではアレンハインズが使用しているようなリアハムのストラトタイプが人気です。
今回のXoticのテレキャスタータイプはかなり珍しいモデルなのではないでしょうか。
このモデルに興味を持ってもらうために、
・サウンドや仕様の特徴
・近い価格帯のブランドとの比較
・合いそうな人、そうでない人
についてお伝えします。
特徴
タイトなミドルが特徴的
Xoticらしい、LAのスタジオミュージシャン系のサウンドだと思います。
ゴリッとした木部の鳴りがしっかりとサウンドに現れています。
引き締まったタイトなミドルが印象的で、それゆえ歪やエフェクトの乗りが良い、扱いやすいサウンドです。
芯がしっかりとしているため音抜けも良く、アンサンブルの中で埋もれない所が好評価です。
構成
木部
アッシュボディ+ローズ指板という珍しい構成です。
ネックはソフトV、指板は低フレットと高フレットのカーブが異なるコンパウンドラジアスで、やや独特の感触です。
ネックやヘッドの形状などから木部はUSACGという材屋製ではないかと思っています。
パーツ
基本的にパーツの変更はしていませんが、デフォルトの3wayのブリッジはピッチの揺れが許容できないレベルだったため、6wayの物に交換しています。
おかげでピッチは改善されたものの、音がやや地味になってしまいました・・・
特徴的なのはシュパーゼルのロックペグを装備していることだと思います。
このペグは弦交換がかなり楽で便利なのですが、元をロックしているダイアルの回しやすさが仇となって、ギグバッグで移動している最中に1弦のロックが外れてしまう事故がしょっちゅう起こります。
ロックペグだからと言ってあまりに余裕のない弦の切り方をしてはいけません。
比較
このギターの比較対象としては価格帯が近いFender C/Sや、同じ海外コンポーネント系であるShurあたりになるかと思います。
Fenderとは全く異なるキャラ
Fenderとはかなり毛色が異なりますね。
Fender C/Sのギンギンに鳴る元気な感じと比べると、Xoticの方がいくぶんか大人しくまとまりのある印象を受けます。
海外のハンドメイド系とは近い印象
Shurのようなブランドとは傾向が似ていると思います。
どちらも海外のスタジオミュージシャン系のサウンドです。
合う人、そうでない人
メインの一本として
かなり守備範囲が広く、どんなジャンルでも対応できる、真面目な性格のギターです。
メインの一本としてライブやRecなど、色々な状況で使い倒すギターとして適していると思います。
テレキャスの面白さ、とは少し違う
いわゆる”テレキャスターらしい音”を期待するギターではないかもしれません。
すでに他に頼れるメインギターがあって、+αとしての面白さを期待するのであれば、Fenderの方が適しているでしょう。
まとめ
・タイトなミドルが特徴的
・扱いやすく、守備範囲が広い
・LAスタジオミュージシャンのサウンド
なかなか珍しい仕様のギターなので見かける事も少ないとは思いますが、汎用性の高いテレキャスタータイプを探すときには、ぜひ選択肢に加えてみてください。