今回もREC・MIX・撮影・編集すべて自分たちだけでやっています
この曲もエフェクトモリモリなので、簡単に紹介しておこうと思います。
ギターとアンプ
録音に使ったギターとアンプは、全部いつものXotic+Fargenです。
Xotic TL type⇒Effects⇒Fargen High Gain Classic 50w(marshall type)
⇒ Universal Audio OX(V30 12×4/SM57+R121)⇒RME Fireface802
ギターエフェクト
メインのリード(メロディ)
今回のMVP。全編、EQDのSpecialCrankerを使っています。SpecialCrankerはODですが、ややファズっぽい雰囲気もあり、Boost気味に掛けると異常なまでにダイナミクスのある演奏が出来ます
これまで、こういったメインのメロディにはSUNFACEなどFUZZFACE系のペダルばかり使ってきたのですが、最近はSpecialCrankerの強く弾いた時にどこまでも突き抜けるようなダイナミクスの出方が気に入って、愛用中です。
Intro – ノイズ
イントロからピピピっとモールス信号のように鳴っている音、これはBliss Factoryで出しています。
COMPとGATEツマミを、音が完全につぶれるギリギリに調整したうえで、弦から手を放してノイズを出すとこういった面白いサウンドに化けます。
リバースディレイ
開幕からLeft側で鳴っている不規則なリバースディレイのようなサウンド、これはOld Blood Noise EndeavorsのBL-44によるものです。EQDのHOOFと組み合わせて鳴らしています。
BL-44はツマミ類が直観的で、難しい事を考えなくても掛けるだけで独特の世界へ連れて行ってくれるので楽しいです。
パラメータがざっくりしていて、楽曲のBPMに正確に合わせる事が出来ませんが、逆にそのざっくりさが良い塩梅の不規則性を生み出していると思います
フィルター・ディストーション
Right側で継続的に鳴っている、フィルターが掛かったディストーション、これもBliss Factoryによるものです。
BlissFactoryはフィルタを内臓しており、これを内部(or外部)のLFOでゆったりとモジュレーションさせています。
ギターソロ
サビ終わりで入ってくるギターソロ。
自分の中でお決まりになりつつある、Adventure AudioのOuterRingsです。
OuterRingsはリングモジュレータですが、単体でもゴリゴリに歪ませることが出来ます。しかもそれがファズっぽくて意外とカッコイイ。
この曲のソロではOuterRingsしか掛けていませんが、かなり歪んでますね。
ソロの終わりにかけてEXPを踏み込むことでリングモジュレーションが掛かってギュワっと突き抜けます。
サスティンを伸ばしながらEXPをちょいちょい動かすことで、発振の音程が変化してインダストリアルな雰囲気が醸されます。
おしまい。